一重の二人
むすひを結びて
二重とならん
血の頂の下に
一つを二つに
二つを一つに
使いの契りの名の下に
彼を我とし
我を彼とし
世界の果てのその日まで
繋いだ鎖の尾の先が
千切れること違わず
硬く結んだ鎖の果てが
二人を絡めるその日まで
二つは一つ
一つは二つ
鬼は使(し)となりヒトは主(しゅ)となり
戦巫女の立会いの下
血の契り相成らん
RPで、それっぽい呪文を言わなきゃいけなくなり、30分即興で考えました。
悩んだぞ
久しぶりに頭捻らせたぞ。
韻を踏みたい症候群なので、韻を踏んで綺麗にしつつそれっぽい意味つけるのって難しいね。
[0回]
一重の二人→交わることのない鬼とヒトのユキヤとヒロヤ
むすひを結びて→「むすひ」は天地・万物を生成・発展・完成させる霊的な働きのこと
二重とならん→交わりをもつこと=契りを結ぶこと
血の頂の下に→お互いの血を混じらせる契約
一つを二つに→使鬼の契約は、使い魔の契約と同じくして感覚や感情の一部を共有する
二つを一つに→ゆえに、二人は一つであり、魂を分け合ったような存在になる
使いの契りの名の下に→使鬼の契りのこと
彼を我とし→一つを二つと同義
我を彼とし→上に同じく
世界の果てのその日まで→世界が滅びる日まで
繋いだ鎖の尾の先が→契りのこと
千切れること違わず→血の契約が失効することはない
硬く結んだ鎖の果てが→血の契約のこと
二人を絡めるその日まで→二人が死を迎える日
二つは一つ→上述の意味と同じ
一つは二つ→上述の意味と同じ
鬼は使(し)となりヒトは主(しゅ)となり→ユキヤは使鬼に。ヒロヤはその主に
戦巫女の立会いの下→郁のこと
血の契り相成らん→血の契約が成立した
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