まん丸な月の光が淡く照らす泉の側
笑い声をあげてきゃっきゃとそこを走り回る童女と淡い光の影
ワルツを踊りだしてしまいそうなほど軽やかな足取りでくるくると泉の周りと飛び回り、時折顔を寄せ合ってはくすくすと笑いあう二つの影を月明かりが優しく照らしていく
「……お止めなさい」
まるで童話のようなその景色を打ち消すような凛とした声
その声に驚いたかのように、淡い光の影はたちまちその姿を霧散させた
「あーあ、たのしかったのに」
「……もう、あのモノと遊んではいけません。……今は楽しいひとときでしょう。しかし、何れあのモノ達は貴女を欺きます」
「今はわからずともよいですが、肝に銘じなさい。あのモノ達はを信じては、いけません」
ぽっと浮かんだ一説。
ちゃんとプロット立ててお話にしてもいいかもね。
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