何十にも重ねつけられた難解な設定。
どうしてこの設定にしたんだ自分、とちょっと後悔もしたりして。
[0回]
この設定、の素の基が一応原作の方でもあったんです。
そちらは、巫女らしく「穢れ」を知ってしまうと力が落ちるという設定と、郁がとある悪魔に一度殺され、その心臓を捕まれた時に死にたくない郁がその悪魔と無意識に契約を結び、生き長らえたというもの。
なので原作の子にも胸に傷があります。こちらは腕つっこまれたので花が咲いたみたいな割と大きな傷。
契約で生き長らえたとはいってもリミットはAUCの郁と同じで二十歳まで。
それまでにその悪魔を倒せるほどの力をつけ、倒すことが出来たら契約が破棄されて呪いが解けるという寸法。
こちらのお話でも大団円にはならなかったのです。
母親である静彗さんがまず悪魔に嬲り殺されるというもうSAN値たまりまくるでしょ;っていう感じのアレが;;;
なので、AUCの方の設定でも、犠牲ありきなんです。
静彗さんは所謂「超越者」なのですが、その力の全てを振るって、郁の中に宿る始祖の魂が郁の肉体にぴったり合うよう、複雑な術をかけ、その負荷で静彗さんは死んでしまう、というもの。
本来はこの設定を使う予定でした。
ただ、一応「回避」として、死んだ静彗さんの魂はそのままそこに残り続け、意思疎通はできる感じで、話の流れによってはそのまま静彗さんを神格化、もしくは使い魔化してずっと一緒だよ!みたいなそんなんにしようかな、と考えてはいました。
もう一つは、郁の使い魔である人魂のタマちゃんが犠牲になる設定。
こちらはまだ今RPを一緒に進めている凛華さんにしか詳しい設定を話していないのでここで書くのはやめておきますが、タマちゃんの出自に深く関わっています。
こちらも犠牲が伴いますが、理にかなっているのは恐らくこちら。
ただし、静彗さん以上に犠牲と悲しみが付きまとうかと。
こちらの場合はタマちゃんが犠牲になったらもう、戻ってきません。どんな形でももうタマちゃんは存在しえません。
本来、在るべき所へ戻る、そんな感じです。
元々中の人が「ハッピーエンドを踏襲しながらちょっと殺したい」っていう某ジョジョの生みの親さんと同じ思考なので、身近に関わる人が誰も犠牲になることなく、トゥルーで終わるお話があんまりないし、考えないんですよ。
話の緩急の兼ね合いも考えて、ある程度の犠牲と悲しみはお話につきものかな?って思っちゃって、AUCの設定にもとりえちゃう。
だってその方が見ている(読んでいる)人の心には残りやすいでしょ?
ただただみんなが強くて、がんばってて、それで一つの犠牲もなく、みんな仲良く幸せに暮らしました。犠牲が出たのは敵側だけで、そうやって悪は滅ぼされました。めでたしめでたし。
そんなのは童話や御伽噺だけで十分だと思うので。
それでも
犠牲が出ない方がいい。
関わる人はみんな幸せな方がいい。
そう思うのも事実です。こっちだって好きで殺してるわけじゃないですしね(いや好きで殺してる場合もあるけど)
RPというのは一人でやるものじゃないです。
一人で作り出す小説なら、犠牲もつきものなハッピー欝エンドばっちこい!ですが、RPは人と人が縁を結んで行うもの。
相手が応と言ったのなら、相手が是と言ったのなら、それもまたありなのでしょうが、否と言ったのならば、僕はそれに合わせます。応えます。
RPって上手い下手や進行や演出の綺麗汚いも大事だと思いますが、一番大事なのは
「やってる人達が納得して、それを楽しめているか」
だと思うので。
ってなわけで長々と語りましたが、要するに
大団円なお話と進行を考えねば。早急にってことです。
合成が進めば、郁が強くなるので、それってつまりその分負荷が高まって死に近づいているのです(この設定が足かせなんだよおおおおぉ)
つまり、合成が進みきる前に、大団円RPをしてしまわなきゃいけないのです。わーを
あと数回巡りが起きれば、巡りの間中、つまり二十歳になる前に「死」がやってくる。郁もそう言ってますんで……どうにか……なんとか……しないと……しないとorz
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