【概要】
英国人の祖母を持つユキヤは、現世にクォーターとして生をうけた。
故に、ユキヤの冴え渡るような向日葵色の髪も、新緑のような透き通る緑の瞳も、こちらの世界に来て鬼化した影響ではなく、元の世界から持ち合わせていた見た目である。
年の離れた既婚の兄が一人いるが、彼はユキヤほどはっきりとした白人要素を引き継がなかった。ゆえに、家族の中でこの見目を持つのは祖母とユキヤのみである。
日本人の顔立ちに、白人の色素。その要素を持ち合わせたが故に幼少時はいじめを受けたことも儘あった。
けれども、優しい祖母の教えと支えによりそれらを克服。今では自分のこの見た目を愛している。
男性には珍しく、幼い頃より服飾の道に憧れそれを目指している。
ブリアティルトに迷い込んでくるまでは、服飾の学校に通いつつアルバイトでもそちら方面の仕事に就いていた。
ブリアティルトに迷い込んでからも、傭兵として戦場に立てるよう体を鍛え戦力をつけつつも、服飾の道を諦めることなく修行の日々を送り、今では巫女屋敷の一角に工房を持つまでにもなった。
ひょんなことから元の世界とブリアティルトとの道が繋がったままなのを知り、今では時々帰省もするようになっている。
服飾を目指す鬼というもの珍しさからか、ヒロヤが興味を示し親交をゆっくりと深めた結果、彼の秘めたる願望とユキヤの秘めたる願望が一致することを発見。
そこから仲が急接近し、21期の終わりに二人は「恋仲」として結ばれることになった。
以降、様々な修羅場を二人で乗り越え、事件も勃発したがそれが功を奏し、22期には「使鬼」の契りを結ぶまでになった。
それ以来、二人の命の紐は固く結ばれどちらかが死を迎えればそれに追随する身となったが、それすらも幸せと受け入れている。
通り名の鬼ちゃんは、元の世界でも呼ばれていたあだ名。
「小田切→おだぎり→(もじる)→おにぎり→おにちゃん」
性格は穏やかで思慮深い。家族外(外面)は割とチャラチャラしているが、根は真面目で仲間思いである。
~ッス。が口癖。
【経歴】
18期→終わり頃、皇国と連邦の国境付近の森の中で戦闘真っ只中の郁の元に空より舞い落ちる。
19期→郁とサクヤに皇国へおいでと誘われ、森の巫女屋敷所属の鬼となる。
20期→郁の住処が移ったことにより、部隊長の任を任されるように。
21期→ヒロヤとの仲が急接近。期末に「恋仲」となる。
22期→現世との行き来が可能になり、家族にもヒロヤとの仲とブリアティルトで生きていくことへの了承をとる。
また、ヒロヤとの仲を深めすぎた故の事故が起こり、それを乗り越えたのちに「使鬼」の契りを結んだ。
23期→ヒロヤとの仲を深めつつ、郁とサクヤの婚礼衣装作りに精を出した(参列者全員の分も含む)。後半、ヒロヤと同居生活を始める
24期→知り合いの神様(使鬼の契りを行うに至った縁の神様)の力により、にょたい化。ヒロヤに可愛がられる。
25期→オトヤが命を落とす大きな事件が勃発。その原因の一旦であるくだんの手により、首を刎ねられるが、鬼としての致命傷には至らず、奪われた体を取り戻す為にヒロヤを含む皆と帝国へ旅立った。
26期→無事体を取り戻し、一旦未来へ帰るという双子の後片付けを手伝った。
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