【概要】
赤池 郁の扱う主武装である神刀に宿る刀神であり、氷雪神。
イズレーンに住まう八百万の神の一柱であり、一応全知全能ということになっている。
が、得手不得手はあるらしい。
刀神なので、どちらかというと戦いの為の神であり、戦場や戦闘においてこそ真の力を発揮するという。
【経歴】
元々は荒ぶる神――荒魂として君臨しており、住処にしている神刀は祟る御神体として厳重に封印が施され、人々に恐れられていた。
それを森の巫女屋敷の初代当主でもある赤池の始祖が対峙し、力を清めたのち説得。
その類稀なる力と人柄に感心した氷雨は赤池家へと力を貸す契約を結び、御神体は巫女屋敷へと移されることになった。
以来、氷雨は代々の当主へ神刀と自身の力を貸し与え、赤池家と巫女屋敷の発展へと力を注いだ。
但し、赤池家当主に武術的才能がない場合やその人柄を認めない場合、神刀を扱う権利を与えないこともあるらしい。
次期当主である郁のことは、初代当主の魂をその身に宿しているのもあり、いたくお気に入りの様子で、郁が幼い頃は住処である神刀を抜け出して人型に顕現し、郁の傍を離れないほどであった。
郁がタマちゃんを中継点として神刀と氷雨の能力のみを行使するするようになってから神刀に触れることが少なくなった為、戦闘以外でも昔のように神刀を抜け出して郁の傍に付くことがよくあり、それを眷属神である班雪によく咎められている。
古来よりの神として本来の名を持つが、名を明かしそれを呼ばれると呼んだ相手に縛られるという言霊の力に強く影響する為、本来の名は仲の良い郁にさえまだ教えていない。
いずれ教えてもいいかなーなどと時々呟いてはいるが、その度やはり班雪に咎められているらしい。
八百万の神の一人なので性別は特になく、「氷雪神といえば雪女であろう。しからば女の姿が妥当というもの」という言葉をモットーに、背丈の高い女性の姿をとっている。
上記した通り割とフランクで、郁以外にも気に入った相手が出来るとくっついたり、赤子を可愛がるような愛情表現を見せたりと気さくに人間と関わり合いを持ち、望まれれば力を貸したり加護を与えたりもする。しかし、そこは神。願いを叶えるのには対価が必要なので、ちゃっかり対価は貰っているようだ。
16期、郁や凛華達が大きな戦いに巻き込まれた際、皆を手助けする為に本来の姿(思念体なので本来の姿というものは持ち合わせてないが、便宜上荒魂として君臨していた当時の姿をそう呼んでいる)を表し、「やっぱり馴染みが違う」ということで、以降もその姿で過ごすことが多くなった。
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