うちの子たちにはそれぞれイメージソング、イメージカラー、イメージフラワーがあります。
イメージフラワーは複数あったり、花言葉メインであったり。
あとはその期にやってる話にまつわる花（言葉）であったり。
割とコロコロ変わることもあるんですが、それぞれ1種類だけはしっかりとイメージフラワーとして根底にあるものの今日は遮那々編を紹介。

[0回]

遮那々
→彼岸花

花言葉は
「情熱」「悲しい思い出」「独立」「再会」「あきらめ」
遮那々のイメージ花言葉は色太文字かな。
特に当たるのは「悲しい思い出」
遮那々は、悲劇の女性です。生まれこそは平々凡々であるのですが、10代の頃初めてできた恋人とは、死に別れています。
一緒に狩りに繰り出した先で強敵モンスターと出会い、恋人が遮那々を庇う形で凶刃に倒れ……という最悪な形で。
失意の中、昔知り合ったアンタレスと再会し、彼とまた愛を育みますが、前の恋人が死した時に残した「呪い」に苛まれ、アンタレスとの仲も一時危うくなったり。
それを乗り越え、「呪い」を解いたのちにアンタレスと結婚し、漸く幸せになれると思ったら今度はブリアティルトに飛ばされ、アンタレスは傍にいない。
やっとの思いで捜し出したのはよかったものの、敵国同士でいつ遠征先で出会い、殺しあうかもわからぬ緊迫した日々。
前の恋人との「悲しい思い出」を引きずりながら、今の旦那とも「悲しい思い出」を作ってしまうかもしれない。日々ビクビクとしながら過ごすうちに、彼女の中では一種の「あきらめ」が生まれてしまいます。
聖職者として過ごしてきたからこそ考えてしまう「全ては神の御心」「運命（さだめ）」なんだという諦めの境地。
何期か巡りを繰り返し、漸くアンタレスと同じ国に落ち着け、これから元の世界に戻る術を探しながらも幸せに暮らすんだと決意した最中、巡りの事故にあったアンタレスとまた別れてしまいます。
出会いと別れ、そして「再会」を繰り返す彼女は一筋の希望すら「あきらめ」、そんな自分を毛嫌い、徐々に心を病んでいます。

彼女の心はとても強く、しかしとても脆い。
愛する人や、大事な仲間がいると真価を発揮しますが、一たび打たれてしまうと粉々に砕けてしまう、そんな諸刃の剣のような心を持った彼女はとても人間らしい子だと思います。
郁と違い、私利私欲の為に動くことも儘あり、そんな聖職者らしくない自分を心の中で嫌い、そんな自分を好いてくれている人間をありがたがったり。
普段はにこにことしていて、一歩引いてみんなを見守っていますが、それは自分の心を守る為でもあったり。
聞き役に徹することで、自分を詮索されぬよう、自分の胸の内を暴かれないよう、無意識に自衛しているような子です。
その心の奥底に踏み込めるのは、アンタレスのみ。
その彼が15期（今現在）不在である為、彼女の心は張り裂けようとしています。
今まで築いてきたもの全てを投げ打ってもいい。彼を取り戻す為なら何だってする。
一度入り込んでしまうとそれを盲目的に愛してしまう故の妄信的で狂信的な想い。
それに突き動かされて、遮那々は16期に「事件」を起こす。
……予定です。

また、彼岸花は別名「曼珠沙華」とも言い、「天上の花」という意味もあるそうです。仏教では慶事の前触れ時に空から花びらが降ってくるとされ、遮那々は異教ではありますが聖職者なので選んだ、というのもあります。
プリーストとして死者を送る役目もある彼女ですから、「死」を象徴する花というのもアリかなーと。
ダブルミーニングどころかトリプルミーニングでもう一つこれを選んだ意味もあります。
彼岸花は花が咲き、枯れてから葉が出てくる種で、花と葉は永遠に出会うことはない。これを「悲しい思い出」という花言葉に当てているんでしょうが、プラスに取れる解釈もありまして。
「花は葉を想い、葉は花を想う」相手を思いやるからこそ同時に出てこない。という説から転じて「相思華」という名前もあるそうですよ。
他者も認めるほどにアンタレスとおしどり夫婦で、お互い相手を思い遣っている。けれども悲劇の人。な遮那々にはぴったりかもしれませんね。


引用元としてこちらのサイト様の情報をお借りしました。
→花言葉事典様